芋虫
うちの庭に、小さなみかんの木がありまして
よく見たら、小さな卵が産み付けられていました。
調べたところ、みかんの木にはアゲハ蝶しか卵を産まないとの事。
アゲハ蝶の幼虫と言えば、私にとって
世界一嫌いなものと言っても過言ではなくて
恐れていた事は、こどもが
幼虫を飼いたがる事でありまして
そんな予感は、いとも簡単に的中するのでありまして…
頼むからそれだけは、、ゴキブリでもゲジゲジでも何でも良いから、幼虫だけは…
と訴える私の願い虚しく、カミさんとこどもは卵をとって飼い始めてしまいました。
無責任にも、途中で世話をしなくなってくる訳です。
途中から自然と世話係が私にシフトしてくるのです。
しかしながら…
元々、まともに幼虫を見るのも嫌でしたが、何とか慣れてくる訳で
世話やいていると、何となしに愛着も湧いてくる訳です。
用事もないのに、気になって見てしまうんですよね。
蛹になり、蝶々になって飛び立った時は嬉しいものでした。
そんな訳で…
家には今、三回目の幼虫が飼われています。